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第4回「脱炭素コミュニケーター養成認定研修会」を開催

~脱炭素社会と経済活動の両立に向けて、実践的な学びの場を提供~

自販連東京都支部と地球温暖化防止全国ネットは、2024年8月7日(水)に「第4回 脱炭素コミュニケーター養成認定研修会」を開催いたしました。

本認定制度は、環境省・国土交通省・東京都環境公社の後援のもと運営されており、

脱炭素社会の推進とカーボンニュートラル、ZEV普及推進を担い、持続可能な社会を支える人材の育成を目的としています。

研修の前半では、参加者がチームに分かれ「2050カーボンニュートラルゲーム」に挑戦しました。

ゲームは、脱炭素社会の構築と経済活動の両立をシミュレーション形式で体感できる内容であり、

ファシリテーターの進行のもと、各チームが政策や企業戦略を選択しながら2050年までの社会像を模索しました。

議論を通じて、環境負荷の低減と経済成長をどう調和させるかを実感的に学ぶことができる構成になっています。

後半は、有識者(環境省、国交省、地球温暖化防止全国ネット)による最新の気候変動対策や地球温暖化防止の取り組みに関する講義が行われ、

東京都からはZEV(ゼロエミッション・ビークル)普及促進補助制度の具体的な説明がありました。

すでに認定を受けた脱炭素コミュニケーターによる事例発表として、東日本三菱自動車販売の担当者が登壇し、同社が実施する小学生向け体験授業プログラムを紹介しました。

この授業は「人と地球環境にやさしいクルマづくり」をテーマに、クルマづくりと環境負荷低減や気候変動対策、ZEVについて子どもたちに分かりやすく伝える取り組みです。

地域社会への教育的な普及活動として高く評価されており、参加者にとっても“次世代への働きかけ”という新しい視点を学ぶ機会となりました。

さらに、研修内容の理解度を確認するためのテストや、グループごとの振り返りセッションが行われ、

参加者は知識を整理し、自らの職場や地域でどう活かすかを検討しました。

最後には「自分の立場からどのように脱炭素社会に貢献していくか」を一人ひとりが発表し、

実践につながる強い意識の醸成が図られました。

本研修を通じて、既存のコミュニケーターと新たに参加した受講者が交流し、知識と経験を共有するネットワークの広がりも見られました。

自販連東京都支部では、今後もこうした研修を継続的に展開し、業界全体での脱炭素推進と人材育成に努めてまいります。